「井上 靖」文学碑 所在地 旭川市4条8丁目(旭川信金横)緑橋通り


私は十七歳のこの町で生れ
いま、百歳の、この町を歩く。

すべては大きく変わったが、
ただ一つ、変わらぬものありとすれば
それは、雪をかぶったナナカマドの、
ランプ 
あの赤い実の洋燈。



一歩、一歩、その汚れなき光に、
足許を照らされて行く。

現実と夢幻が、
このようにぴったりと、
調和した例を知らない。

ああ、北の王都・旭川の、
常に天を望む、凛乎たる詩精神。
それを縁どる、
雪をかぶったナナカマドの、
ランプ
あの赤い実の洋燈。

設置年月日(1990)平成2年9月19日
揮毫井上 靖自筆
碑石アメリカ産黒御影石 高さ1.2m 幅1.75m
建立者旭川信用金庫
デザイン制作彫刻家・中井 延也(中原悌二郎賞受賞作家)
備考旭川開基百年記念事業協賛

◆井上 靖(いのうえ やすし)明治40.5.6旭川生れ、
(1907−1991)平成 3.1.29没84歳。
毎日新聞記者、昭和25年「闘牛」にて芥川賞受賞、「敦煌」「天平の甍」「しろばんば」など多くの代表作を遺した。遺作「孔子」は平成元年に野間文芸賞を受け、平成2年9月19日の旭川における除幕式には夫人とともに来訪。
翌3年1月29日83歳をもって逝去された。


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